ドクターフィッシュが『噛む』の誤認についての正しい知識
2016年08月28日体験者からの声で『ドクターフィッシュに噛まれた!』 『血がでた!』
といった記事をたまに見かける。
これらは確かな事実を書かれていると、一部、理解できる。
そこで、ドクターフィッシュ知識がそれほどなく、まだ体験したことがない方へ
気づきにくい誤認があるので、それをしっかり「正しい情報」として知っていただき
安心してドクターフィッシュを楽しんでほしい。
ドクターフィッシュには歯がない
そもそもコイ科の淡水魚には歯がないのだ。
ということは、コイ科のドクターフィッシュも同様に歯がない。
コイ科の魚は歯をもたないが、その代わりに食道の前の咽頭歯がよく発達している。
タニシなどの貝類を吸い込み、この咽頭歯でバリバリと砕くことができる。
底生生物を主に食べる雑食性で、タニシやカワニナ、シジミなどの貝類、ミミズや
付着藻類、水草などを食している。
『引用:雑魚の水辺より』
上記のことからドクターフィッシュが噛むということはない。
では、なぜ噛まれた!?という声があるのか…
その答えは、本来のドクターフィッシュ(ガラルファ)による体験ではない事が考えられる。
ドクターフィッシュの類似魚の取り扱い
すなわち、類似魚による体験の可能性が高いということだ。
似ても似つかぬような魚の画像をごく稀に目にする事があるが、
皮膚にどのような接触をするのかについては、ここでは省略させていただく。
本来のドクターフィッシュ(ガラルファ)の口は、吸盤のよう形をしている。
特徴として、1秒間に4〜5回ついばむようにして人の皮膚を傷つける事なく
古い角質を吸い取る習性があるのだ。
その結果、マッサージ効果を促すセラピー効果まであるのだ。
効果を示す体験者の声は、『ドクターフィッシュ(ガラルファ)の効果と体験者の声を公開』を
ご覧いただきたい。
仮に15センチほどまで大きく成長した成魚だとしても、
口を開いて皮膚にかぶりつくなんてことは到底ない。
※ここでひとつ注意
ドクターフィッシュは、柔らかいカサブタや傷口に集まりやすい傾向がある。
そのため、カサブタが剥がれてしまい、出血する可能性が十分あるということだ。
そのような時は、利用は控えるか、またはテープを貼ることをオススメする。
まとめ
楽しみを前にしてまで痛い思いをするのは避けたいと思うのが人の心理だろう。
今後ドクターフィッシュを体験する機会がある際には、ぜひ確認していただきたい。